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発明から67年―8月25日は即席ラーメン記念日 インスタントラーメンの軌跡

  • 執筆者の写真: NAKAJIMA_setubi
    NAKAJIMA_setubi
  • 3 日前
  • 読了時間: 2分
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毎日の食卓に、あるいは夜食や小腹が空いたとき、私たちの強い味方となってくれるのが即席ラーメンです。手軽で美味しく、しかも世界中に広がった日本発の食文化。その原点となったのが1958年8月25日に発売された日清食品の「チキンラーメン」です。この発売日を記念し、日本記念日協会によって「即席ラーメン記念日」が制定されました。


即席ラーメン記念日の経緯

発明の背景→戦後の日本は、食糧難の時代。そんな中、「誰もが手軽に、美味しくて栄養のあるものを食べられるようにしたい」という思いから、日清食品の創業者・安藤百福氏は研究に取り組みました。研究小屋で試行錯誤を繰り返し、油で麺を揚げて乾燥させる「瞬間油熱乾燥法」という画期的な技術を生み出し、ついに「お湯を注げば3分で食べられるラーメン」を完成させたのです。


チキンラーメン誕生

1958年8月25日、日清食品は世界初の即席ラーメン「チキンラーメン」を発売しました。当時、うどん1玉が6円の時代に、85グラム入りで35円とかなり高額でした。しかし「保存がきく」「すぐに食べられる」「美味しい」という利便性が評価され、爆発的な人気を博しました。これにより、日本人の食文化は大きな変化を遂げ、のちに「カップヌードル」など数々の製品へと進化していきます。


記念日の制定

この歴史的な出来事を記念し、日本記念日協会により8月25日が「即席ラーメン記念日」として登録されました。毎年この日には、発明者の功績をたたえ、また即席ラーメンが世界に広げた日本食文化の魅力を再確認する機会となっています。


即席ラーメンがつなぐ過去と未来

1958年の「チキンラーメン」発売から67年。今や即席ラーメンは、世界中で愛される食文化へと成長しました。忙しい日常の中で手軽に楽しめるだけでなく、被災時の非常食としても頼りになる存在です。また、世界中でアレンジレシピが広がり、食の多様性を支える大きな役割も果たしています。3分で完成する一杯のラーメン。その背後には、数年にわたる研究と挑戦、そして食文化を変革した大きな物語が隠れています。8月25日「即席ラーメン記念日」は、そんな物語を思い出しながら、私たちが普段何気なく食べている一杯に込められた価値を感じる日でもあります。今年は、ぜひ記念日に合わせて即席ラーメンを楽しみ、その歴史と未来に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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