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宇宙と地上をつなぐ花―7月14日は「ひまわりの日」

  • 執筆者の写真: NAKAJIMA_setubi
    NAKAJIMA_setubi
  • 11 分前
  • 読了時間: 3分

今年の梅雨明け宣言は無いまま行くのか分かりませんが、本格的な夏の足音が近づく7月14日。この日は「ひまわりの日」として、日本で静かに、しかし確かな意味をもって記念されている日です。実はこの日、1977年7月14日に日本初の静止気象衛星「ひまわり1号」がアメリカ・ケネディ宇宙センターから打ち上げられた日です。それまでの気象観測は地上からの限られた情報や、断片的な航空データが頼りでした。しかし、この気象衛星の登場により、日本は常に宇宙からの視点で地球の天気を監視できるようになったのです。

「ひまわり」という名前には、空を見上げて太陽を追いかける花のように、地球を見続ける衛星の姿が重ねられています。単なる植物の名前を超えて、科学技術と自然をつなぐシンボルとなったのです。その後、「ひまわり2号」「3号」へと続き、現在では「ひまわり8号」「9号」が運用中。私たちが天気予報で目にする雲の動き、台風の進路、突然の大雨の予測など、すべてこの「ひまわり」のおかげです。今では当たり前になっている災害情報の精度は、まさにこの日から始まったと言っても過言ではありません。


花としての「ひまわり」も意味深い存在

「ひまわり」という名前が記念日に使われる背景には、その花自身が持つ魅力もあります。

ひまわりの花言葉は、「あなただけを見つめる」「憧れ」「情熱」など。「あなただけを見つめる」は、日の入りから日没まで、ずっと太陽の方向を向いているからだとか…

その大きく明るい花姿は、どこか人の心を励ますような力を持っています。実際、病院や学校など、ひまわりの絵やシンボルが使われる場所は多く、「前向きな力」の象徴としても親しまれています。また、最近では「ひまわり畑でのプロポーズ」や「ひまわりのブーケ」など、特別な日の演出にも使われることが増えてきましたね。そんなひまわりが、宇宙開発のの日と重なり、「ひまわりの日」としてあるのが、どこかロマンチックな感じですね。


2025年の「ひまわりの日」関連イベント情報

2025年も全国で「ひまわりの日」にちなんだイベントが予定されています。夏本番を前に、ひまわりの鮮やかな黄色に包まれて、季節の喜びを感じられる催しが目白押しのようです。少し検索したら色々出てきたので、ここに紹介します。


◆ 静岡県・沼津市「浮島ひまわり祭り」

  • 開催日:2025年7月20日(日)

  • 場所:浮島ひまわりらんど

  • 特徴:耕作放棄地を活用した約2万5千本のひまわり畑。地元音楽アーティストによる野外ライブや、「浮島ニッコリ市」での地産品販売も同時開催。のどかな風景と音楽が融合した、癒しのイベントです。

    引用:地域NEWS 号外NET 沼津市

    https://numazu.goguynet.jp/2025/07/14/post-14867/


◆ 東京都・東京ミッドタウン「HIMAWARI MID GARDEN」

  • 開催期間:2025年7月18日(金)~8月31日(日)

  • 概要:都会の中心で楽しめる「ひまわりアート」。約2,000本のひまわりと風鈴のインスタレーションが設置され、訪れる人々を涼やかに包み込みます。夜はライトアップされ、幻想的な世界が広がります。

    引用:HIMAWARI MID GARDEN

    https://www.tokyo-midtown.com/jp/event/7567/



まとめ

「ひまわりの日」は、私たちが空を見上げる意味を、改めて思い出させてくれる日ですね。

普段は何気なく見ている天気予報。その背後には、1977年に飛び立った一つの衛星と、それを支える無数の技術者たちの努力があります。そして、その衛星に名付けられた「ひまわり」という名前には、自然とテクノロジーの美しい融合が込められています。

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