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大暑から立秋へ──夏の折り返し地点の2025年7月22日

  • 執筆者の写真: NAKAJIMA_setubi
    NAKAJIMA_setubi
  • 7月22日
  • 読了時間: 2分
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大暑(たいしょ)──二十四節気の一つとして最も暑さが厳しくなる時期です。大暑は季節の変わり目を表す二十四節気のひとつで、定気法にて太陽黄経が120°のときとなります。今年は、2025年7月22日。中央標準時7月22日 22時29分、快晴が続き気温が日に日に上昇していく時季を迎え、一年のうちで最も暑いときが続くことからその名が付いております。また、次の節気である「立秋」までの約15日間をいいます。季節の区切りは古代中国から伝わり、日本でも平安時代から朝廷・農家に取り入れられてきました。農事暦として作物の播種や収穫、雨水管理などの目安となり、現代にも伝統行事や気象観測の指標として息づいています。

2025年の大暑。ここ最近は異常な暑さ…この夏の気候模様は?

今年2025年の大暑、特に7月22日から28日にかけては、日本全国で例年以上の猛暑が予想されています。

  • 全国的な記録的高温の可能性:都心部だけでなく地方でも35℃以上の猛暑日が継続し、熱中症リスクのさらなる増大が懸念されています。

  • 水無月の水不足:太平洋高気圧が強い影響を与え、降水量が少ない傾向にあり、農業用水や家庭の水利用に制限が出る地域もありそうです。

  • 夜間の熱帯夜続き:エアコンが手放せない生活が日常化し、屋内の気温管理や電力需給の節約が大きな課題になります。

これらの「猛暑+水不足+電力需要」三重苦をバックグラウンドに、今年の夏は例年とは違った「夏との向き合い方」が求められています。


自然の風景と文化の変化

稲はちょうど穂が出揃い、これから成熟期へ。麦茶色に染まる田んぼに、穂の青さと白い花が混ざって涼感を呼びます。ハウス栽培の夏野菜(トマト、きゅうり、ナス)も最盛期で、直売所では「朝どれ」新鮮野菜が並びます。また、本来であれば、セミの鳴き声が最も激しくなる時期。ミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ...夏の音風景が生活に彩りを添えます。夜にはクマゼミの大合唱が響き、昼夜の気温差が少ない熱帯夜ならではの風情となります。ただ、暑すぎるが故に、鳴かないという情報も最近よくきかれます。


大暑から立秋へ──夏を越えてゆく物語

大暑が訪れると、「真夏の絶頂がもう始まっている」ことを感じます。日の出は最も遅く、日の入りも遅い日となります。ここ最近の記録的な暑さと向き合うこと、自分自身の体と心の声に耳を澄ますこと、和の知恵を生かすこと…大暑を超えることで、やがて立秋へと季節は歩み出し、ほんの少しずつ風の匂いが変わっていくことでしょう。早く過ごしやすい日々がくるまで、皆様ご自愛くださいませ。


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