小さな羽音が、地球を支えている…。世界からミツバチが消えたら、私たちの食卓はどうなるのか|5月20日「世界ミツバチの日」
- NAKAJIMA_setubi

- 3 時間前
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ちょうど今の時期から初夏にかけて、花が咲き始める季節です。公園や街路樹、畑や庭先で、小さな羽音を聞くことがあります。5月20日は「世界ミツバチの日(World Bee Day)」です。ミツバチは、花から花へ飛び回り、花粉を運びます。その行動によって植物は実をつけ、野菜や果物が育ち、自然の循環が成り立っています。ミツバチは「自然界の配達人」であり、「命をつなぐ存在」なのです。ただ、現在、そのミツバチが世界中で減少しているそうです。
世界ミツバチの日とは?
世界ミツバチの日は、養蜂が盛んなスロベニアにて近代養蜂の先駆者と称されるアントン・ヤンシャ氏の誕生日にちなんで、スロベニア政府が国際デーとして5月20日に記念日を制定しており、世界各地で環境保護や養蜂、自然保全に関するイベントや啓発活動が行われています。
ミツバチやその他の花粉媒介生物(ポリネーター)の重要性
「花粉媒介」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、簡単に言えば“植物の受粉を助ける働き”です。私たちが普段食べている食べ物の多くが、この受粉によって成り立っています。りんご、いちご、ブルーベリー、トマト、きゅうり、アーモンド、コーヒーなどが当たるそうです。もちろん自然界のお話ですが、ミツバチがいなくなれば、作れない植物です。
つまり、ミツバチは単なる昆虫ではなく、“世界の食を支える存在”なのです。
深刻化する“ミツバチ減少問題”
近年、世界各地でミツバチの大量死や失踪が報告されており、原因としては、
農薬の影響
気候変動
森林破壊
生息地の減少
外来種や病気
などが挙げられています。
便利さや効率を追い求める人間社会が、結果として自然のバランスを崩している――。
「ハチが減るくらい、大した問題じゃない」そう思う人もいるかもしれませんが、実際には、ミツバチは生態系の中心とも言える存在です。花が実をつける。植物が増える。草食動物が育つ。その動物を肉食動物が食べる。この自然界の連鎖は、ミツバチの働きによって支えられている部分が非常に大きいのだそうです。
ハチミツだけじゃない|ミツバチの本当の価値
ミツバチというと、「ハチミツを作る虫」というイメージが強いですが、実はミツバチの最大の価値は“受粉”にあります。世界の農作物の約3分の1が、受粉昆虫の恩恵を受けていると言われています。そして、その中心がミツバチだそうです。つまり、ハチミツは副産物であり、本当に重要なのは「自然を循環させる力」なのですね。


