毎年1月6日に開催される東京消防出初式は、新春の風物詩であると同時に、防災意識を高める絶好の機会でもあります。2025年の東京消防出初式は東京ビッグサイトで実施され、消防車両のパレードや迫力ある消防演技、伝統的なはしご乗りなど、多彩なプログラムが予定されています。このイベントは、一般市民だけでなく、私たち水道設備業者にとっても多くの学びがあるイベントになります。
消防活動は水道設備屋にとって密接な関係
消防活動において、消火栓や水道管からの水供給は欠かせない要素です。火災時には、短時間で多量の水を供給するため、地域の水道設備がいかに整備されているかが大きな鍵となります。東京消防出初式では、実際に消防車両が消火活動を行う様子や、地域住民が初期消火を試みる訓練が行われ、水の供給がいかに消防活動の基盤を支えているかを直感的に理解させてくれる場ですね。
防災に役立つ技術と水道設備への応用
今年の出初式では、最新の消防資機材の展示が予定されているとの事です。高性能なポンプシステムや水圧を効率よく調整する機器、さらには新素材を使用した耐熱性の高い配管など、消防分野で培われた技術の一部は、私たちの業界にも非常に勉強になります。
また、防災訓練の一環として展示されるシステムには、地震などの災害時に水の供給を維持する方法も含まれる場合があります。災害に強い水道設備を構築するためのノウハウは、今後の業務の方向性を考えるうえで、とても参考になります。
伝統と現代技術の融合から学ぶ
出初式の名物である「江戸消防記念会」によるはしご乗りは、江戸時代の火消しの技術と精神を現代に伝えるものです。当時の火消しは、迅速に火災現場に駆けつけるだけでなく、地域住民と協力し、火を抑え込む役割を担っていました。この「地域の結束」という考え方は、現代でも非常に重要だと思います。
地域社会への貢献と防災啓発
出初式を契機に、私たち水道設備業者ができることは多岐にわたると思います。例えば、住宅やオフィスの配管点検や新たに設備をつける際に、「非常時の水の確保方法」「消火栓や消火器の位置確認」「災害時に活用できる給水システム」など、日常業務の中で伝えられることは数多くあるのだと思います。
地域社会への貢献は、単にサービスを提供するだけでなく、安全で安心な暮らしを支えることにもつながると考えています。
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「川崎の水道設備屋 中嶋設備」
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