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生卵をそのまま食べる国は少数派? 本日10月30日は「たまごかけごはんの日」

  • 執筆者の写真: NAKAJIMA_setubi
    NAKAJIMA_setubi
  • 10月29日
  • 読了時間: 3分
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生卵は加熱して食べる国がほとんどで、アメリカやロシア、オーストラリア…アジア圏だと中国やタイなどは、生卵のまま食べる風習は無いとの事です。日本では卵かけご飯をはじめ当たり前のように生卵が食べられていますが、ほとんどの国の場合は加熱するか半熟の状態で食べられています。アジアや欧米、北欧など地域に関わらず古くから生卵を食べる習慣がなかった国では、現在でも生の状態で食べることに抵抗があるようです。ロシアなど国によっては生食可能な卵が販売されているようですが、値段は高価で、かつ加熱した卵が好まれることが多いため少数派のようです。逆に生卵が食べる国は日本以外として…フランス、チリ、ポーランド、韓国、台湾など様です。日本の卵が海外へと輸出され販売もされ、ヨーロッパでは、パスタやドレッシングに…韓国ではユッケやチゲなどに使われています。衛生管理が整った国(環境)では生卵を食している感じですね。


徹底した管理のおかげで日本は生卵が食べられます

日本が生卵が食べられるのは徹底した衛生管理のおかげなのはいうまでもありません。 出荷前に殺菌処理を行う事やサルモレラ菌のワクチンを接種する、餌に抗生物質を混ぜる…賞味期限の記載など環境中にも存在するサルモネラ菌が殻などに付着する可能性が全くないわけではありませが、日本では卵を出荷する前に殺菌処理することが食品衛生法で定められているため、海外ほど感染する可能性が低いです。現在日本の卵の、サルモネラ菌が付着している個数は10万個に3個程度とも言われています。


物価の優等生「卵」は、今は昔? 卵がずっと安かった理由は、生産者のコスト削減の努力と補助金の存在などがあげられます。また、販売者側の客寄せ商品として取り扱っていたケースや手軽に摂れる貴重な動物性タンパク質としてお弁当やサンドイッチ、お菓子類など色々な商品に使われてきました。 しかし、ここ数年、鳥インフルエンザや、トウモロコシの高騰により価格が徐々に上昇。 最近ではウクライナ情勢の悪化により、インフレの流れに巻き込まれている状態です。 ウクライナは世界のトウモロコシ輸出の10%強を占めていたので、食料生産地帯を被害地とする戦争は市場を高騰させました。ウクライナが戦地になったことで作付面積が減少し世界規模での収穫量が減っているようです。

変わりゆく時代に、変わらない一皿。生卵を食べられる国に生まれて… 私たちが日常的に口にする「生卵ごはん」は、実は世界でもまれな特別な食文化です。安心して生卵を食べられるのは、生産者の地道な衛生管理と、流通までを支える仕組みがあるからこそ。その背景には、「安全でおいしい卵を届けたい」という人々の努力が息づいています。一方で、気候変動や国際情勢によって、卵の価格や生産環境は大きく揺れ動いています。これまで“物価の優等生”と呼ばれてきた卵も、決して当たり前に手に入るものではなくなりつつあるのかもしれません。

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