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“ひとまわり、ふたまわり”―10月20日リサイクルの日に考える3Rの実践

  • 執筆者の写真: NAKAJIMA_setubi
    NAKAJIMA_setubi
  • 10月20日
  • 読了時間: 3分
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日々ペットボトルなど、ゴミを分別してリサイクルしている…と思われていますが実際には、分別されたペットボトルのうち、再びボトルとして生まれ変わるのはほんの一部。リサイクルの仕組みが整っていても、汚れや混在、コストの問題で多くが燃やされているのが現実だそうす。10月20日「リサイクルの日」は、「ひとまわり(10)」「ふたまわり(20)」という語呂合わせで、1990 年に、日本リサイクルネットワーク会議と 地域交流センター によって制定され、資源がもう一度、そしてもう一度、社会の中で循環することを願って制定されました。私たち一人ひとりの暮らし・社会・地球環境との関わりを見つめ直すきっかけでもあるのかな…と、思います。


リサイクルの定義と3R

この記念日が押し付けるのではなく浸透させようとする柱は、3 Rと呼ばれ、リデュース(Reduce)リユース(Reuse)リサイクル(Recycle)からなります。


  • リデュース(Reduce):資源の使用量を減らすこと。包装を簡素化したり、マイバッグを使ったり。

  • リユース(Reuse):使用済みのモノや部品を繰り返し使うこと。修理したり、フリーマーケットで再利用したり。

  • リサイクル(Recycle):廃棄物などを資源として再利用すること。分別回収や再商品化など。


こうした言葉が社会的に浸透し始めた背景には、資源枯渇・廃棄物増大・地球環境負荷の増加という問題意識が叫ばれ始めた、平成初期頃からありました。“循環型社会”という方向性が、徐々に行政・企業・市民のキーワードとなってきた経緯があります。


3R推進として地方自治体の取り組み

  • 千葉市では、「3R推進月間&食品ロス削減月間」パネル展示を、10月21日(火)~10月27日(月)・Qiball(きぼーる)アトリウムにて実施。ごみ減量・資源化、プラスチックごみ削減、食品ロスの観点から展示・啓発を行うそうです。

    引用:千葉市 3R推進月間&食品ロス削減月間

    https://www.city.chiba.jp/kankyo/junkan/haikibutsu/3r_event.html


  • 宇部市では、「ホビーフェス with 3R推進イベント」として、11月30日(日)にプラモデル部品を回収して再生利用する「ガンダムR(リサイクル)作戦」などワークショップ形式の3Rイベントを実施されるそうです。

    引用:宇部市 ホビーフェス with 3R推進イベント

    https://www.city.ube.yamaguchi.jp/kurashi/gomi/genryou_recycle/1002098/1026104.html


10月20日を機に、今を、未来を、つなぐ

私たちの身近な実践機会として、衣類・雑貨などの不要品回収に協力する、ペットボトルやプラスチック容器等の “正しい分別・回収” を意識する、「使い捨て」から「繰り返し使える・資源として活かせる」モノを選ぶなど、3R環境を考えた暮らしを日常に取り入れる努力が必要だと思います。「ひとまわり」「ふたまわり」という言葉には、ひとつのモノ・資源がただ消費されるだけではなく、再び使われる、循環するという希望の意味が込められているのだと思います。私たち一人一人がその考えを持つことで、“記念日”が“生活習慣”に近づくのだろうと思います。暮らしのなかで、本当に価値のある“モノの流れ”を見つめ直し、使い終わったら捨てるではなく、使い終わっても誰かの手に渡るかもしれない。包装が簡素なら資源投入が少ない。分別をきちんとすれば、再び資源に戻る可能性が高まる…。

そんな小さなアクションが積み重なれば、未来の地球にとって大きな力となると思います。

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